会長からのごあいさつ

千葉県非破壊検査研究会
会長 小井戸 純司
日本大学生産工学部

 はじめに、本年4月に発生した熊本地震によって被災された方々へ心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早く復興されるようお祈り申し上げます。
この度、藤盛紀明前会長の後を受け、千葉県非破壊検査研究会の会長を務めさせて頂くことになりました。本会の設立は昭和56年に遡り、本年は35周年に当たります。初代会長は、私のボスであり日本大学教授であった石橋泰雄が務め、第1回の総会は私どもの津田沼キャンパス(習志野市泉町1-2-1)で開催されました。当時私はまだ助手で、ことの次第の細部は記憶にありませんが、本会の第3代の会長を務めた星川洋(当時専任講師)とともに会場の準備等を手伝ったことを覚えています。あれから35年たって私が会長をお引き受けすることになり、随分と年月がたったものだと感慨深いものがありますが、世代交代なのかなとも感じています。本会も若い人たちの参加を促進し、次世代に技術と伝統を継承してゆくことも本会の責務かなとも考えます。
さて、本会設立の趣旨は20年誌によりますと「非破壊検査の普及にともない,非破壊検査関係者が各々の立場を超えて自由に発言できるサロン風の集まりが必要であるという意見が多く,併せて県内の非破壊検査技術のレベルの向上を図ることを目的として岸上,白井,藤盛の3氏を発起人として千葉県非破壊検査研究会の設立を図ることとした。」とあります。本研究会はこの趣旨に基づいて前会長まで運営されてきたことと思います。私もこの路線に沿って研究会の運営を進めてゆきたいと思います。
1980年代からのインターネットの普及及びその後の驚異的な発展により社会は大きく変貌を遂げましたが、経済や産業もまた変わりました。しかし、何時の時代にあっても安全・安心を担保するために必要な非破壊検査の重要性は変わらないどころか、ますますその重要性は増しています。千葉県にある鉄鋼、石油精製、石油化学等の重要な産業の発展を支え、交通機関を初めとする社会インフラの維持管理を図ることの一端を担い、社会の安全・安心を推し進めるべく、本会を運営していきたいと思います。
千葉県産業支援技術研究所(前千葉県機械金属試験場)には本会発足以来お世話になっており、歴代所長には副会長を務めて頂いております。そして、今回の総会において、本研究会の組織及び規約が改訂されましたが研究所にはますます、重要な役割を務めて頂くことになりました。研究会の発展のため、今後ともよろしくお願いいたします。
最後に、非才の上に不勉強な私ですが、先輩諸氏が築き上げられたものを壊さないように、なおかつ少しでも発展できるように努力したいと思いますので、ご指導・ご鞭撻とご支援をよろしくお願いいたします。
2016年8月